粥日記

A fehér liliomnak is lehet fekete az árnyéka.

モーニング娘。'14コンサートツアー秋 GIVE ME MORE LOVE ~道重さゆみ卒業記念スペシャル~ファイナルを見て

 道重さゆみさん、モーニング娘。卒業おめでとうございます。

 わたしはライブビューイング組。しかも仕事でかなり遅れ、ちょうどさゆが足を痛めて立てないまま苦しそうな顔でメドレーを歌っている真っ只中のコンサート参加となりました。足を痛めても歌い踊るさゆを見て「これは伝説だ!!!さゆ神!!!!!」と思ったひともいると思います。
 痛みに耐えているさゆの顔を見て本当に心配でしたが、反面、わたしはそれを見てどこか安心もしました。Twitterに書いたのですが、こんなことを思いました。

 

わたしは、昨日のさゆのトラブルは過剰に「神格化」されてたさゆはほんとは「大切なひとりの可愛い女の子」なんだよ、ってみんなが気付くために必要なことだったんじゃないかなって思った。小田ちゃんも「道重さんも人間なんだと思った」ってブログ書いてて、少し自信ついたから言ってみた

https://twitter.com/elielierika/status/537704553546670080

 

 朝方に目が覚めた勢いで書いたからか、なかなか整ってないツイートですね。
 ツイート内の「小田ちゃんのブログ」というのは下記の引用の通りです。

 

でも、
そんな道重さんが

公演終わってステージ裏にはけた直後

メンバーに抱きついて、
声をあげて泣いていて、

あんな道重さん、
初めて見ました


それを見て、

こんなに強い女性でも、


やっぱり1人人間なんだなって!
思いましたし、

本物の、
素の道重さんを見せてくださった気がして、
心を許してくださったみたいで、

少し嬉しい気持ちになったりもしました!!

 

小田さくら|モーニング娘。‘14 天気組オフィシャルブログ Powered by Ameba

 

 わたしは、ファンがさゆを「神」と言って神格化していくことがとても嫌でした。「さゆは神じゃなくて、モーニング娘。が好きで、その好きな気持ちを貫いて悔しい思いをしながら努力してきた山口県出身の女の子なんだよ!!」と反発する思いがありました。それは、わたしがプラチナ期やそれ以前のモーニング娘。が大好きだったからかもしれません。さゆはどこかから舞い降りてきたわけではなく、テレビにも出られず歌割もなくほんの一部のファンしかさゆを見ていない時期も、一歩一歩確実に歩いてここまで来たんだよ。そう思っていました。

 安易に何かを「神」と呼んでしまうのは、その対象の本質をまばゆい光で覆い隠して、孤独に包んでしまう行為だと感じます。今こうしてたくさんの後輩を率いて大きな会場でコンサートができることは本当に喜ばしいことだけれど、でもファンとしては、そこまで来るために暗中模索していた時期にも寄り添っていなければいけなかったはずだと、わたしは信じています。そういう時期を直視してきたファンは、安易にさゆを「神」とは呼べないだろうとも。

 とはいえ、わたしなんかよりも ずっとずっと強くさゆを支えてきたファンの方はたくさんいらっしゃいます。そういうファンの方にとっては、今回のコンサートは相当に悔しく、また最高に誇らしかったことでしょう。人生においては自分に対してはなかなか持てない感情を、大切な誰かのために感じられることは、素晴らしい経験だなと思います。

 そんな貴重な思いを、何万人ものひとに与えてくれた道重さゆみさん。モーニング娘。になりたくてモーニング娘。になった女の子。ご卒業おめでとうございます。
 もしかしてこの先もう会うことができなくても、さゆが与えてくれた愛はファンの人生を支え続けてくれる。そう確信できる、素晴らしい卒業でした。

 

 さゆ、ありがとう。さゆ、だいすき。

 


【コメント全文】道重さゆみ、「さゆみのファンの人たちが、ほかの誰でもない、みんなでよかった。」 | モーニング娘。'14 | BARKS音楽ニュース

 

▼プラチナ期のコンサートが大好き▼

 

▼さゆ、卒業おめでとう。可愛かった!!▼