あるとき小学生が新聞に「火事や消防車が怖い」と投書したことをきっかけに、政府は日本のすべての消防車に砂糖水を使うように要請した。砂糖水での消火活動なら、周りがカラメルの良い香りに包まれて怖くない。甘い香りで落ち着くので避難も混乱しない、と好評だったそうだ。さらに驚くことに、消火活動でできたべっこう飴は、検査や浄化などを経て近隣住民に「防火あめ」として配られた。その飴配布によって付近の防火意識が高まり、火災の数は減っていった。しかし残念なことに、この「おいしい消防車」はたった3年で廃止になってしまった。もらえるべっこう飴が激減したことで、飴をもらいたいある小学生が放火事件を起こしたために。
(おわり)
田丸雅智さんの『たった40分で 誰でも必ず小説が書ける 超ショートショート講座』(キノブックス)を読んで、私も初めて超ショートショートを書いてみた。
アオヤギミホコさんのブログ(下記)にもあるように、制限時間を設けてひとつひとつのステップを踏んでいくことで、短い小説が書けるというもの。
3分とか4分でやらないといけないステップもあるので、最初は「いやいや、無理でしょ……」と思ったけれど、意外といけた。回数をこなして慣れてきたらもっと発想が広がって楽しそうだな、という手ごたえがあって面白い。
私のワークシートはこんな感じでした。
出先だったのでコピーを用意できず、自分のメモ帳に書いてる。
田丸さんの講座の内容に沿えば、私が書いたような200~300字程度の超ショートショートをもとに、アオヤギさんのブログにあるようなもう少し長い物語も40分以内で書ける(私は今回書かなかったけど)。
三連休、やることないなーと思っている人は、ちょっと書いて読ませてください。