電子書籍の情報サイト「アオシマ書店」さんで、電子書籍『弟の夫』1巻の紹介記事を書かせていただきました。
▼ゲイ差別から目を背けるな。差別してしまう自分と戦え『弟の夫』1巻が100円
強めのタイトルで恐縮ですが、自分に言い聞かせているようなところもあります。
差別って、道徳の授業などで「してはいけないおこない」とだけ教えられるじゃないですか。でも、生きているうちに相手(や自分)を既知のパターンにおとしこんでしまうことってある。
例えば、血液型占い。
すごーく自分勝手な人がいたとして、その人の血液型がB型だと知ったとき。血液型占いのパターンを知っていたら「ああ、B型っぽいもんね」と、一瞬思ってしまう(例に挙げてごめんB型の人)。
自分が時間を守れない言い訳に「私ってO型でおおざっぱだから……」と、血液型を使ってしまう(ごめんO型の人)。
相手や自分を理解するプロセスの放棄です。
差別とはちょっと違うけど、血液型占いによるパーソナリティの断定も、人を既知のパターンにおとしこむ行為。相手についてわかった気になったり、相手に対する自分の感情の言い訳にしたりする罠だと思います。
それはきっと、相手を早く理解して安心したい、恐怖心から脱したいという自分のわがままなんだと、私は考えています。「してはいけない」って教わったけど、気を付けてないと誰でも無意識にしてしまうこと。「してはいけない」って教わったけど、どうやってしないようにできるのかわからないこと。
だから、そういう気持ちにどうやって気を付けたらいいか、一緒に知っていきましょう。日本の学校では、あんまり教えてくれないもんね。
双子の兄・弥一から見た、ゲイカップルの弟・涼二とマイク。弥一の差別心との折り合いの付け方、とっても勉強になります。
小池みきさんの、レズビアンカップルへの接し方、サポートの仕方が勉強になるマンガ『同居人の美少女がレズビアンだった件。』も、今ならAmazonkindleで10円! 記事の中で、一緒に紹介させていただいています。