静かなお粥のほとりから

ハロヲタ18年目

婚活女性に雑な男性の束を投げつけるのはやめてく令和

テレビもインターネットも現実空間も、改元でソワソワとしている。
仕事をして過ごすつもりだった夜だけど、ざわめきに影響されやすく心が怯えている。落ち着くためにブログを書くことにした。「そんなことをしている場合じゃない」という気持ちと「これは必要な時間なんだ」という気持ちがにらみ合っているその隙に。

 

昨日は、「男はムチムチした女が好きだ」という旨のツイートして反論され「人それぞれだ!」と言い訳していた人と、「メーカーの開発職男性はこういう理由で結婚向き」という旨のツイートをして反論され「人それぞれです!」と逃げている人を見た。

大きい主語を扱うのは好きにしたら良いと思うし私も好きにするけど、「人それぞれ」と言い訳したり逃げたりする姿は不誠実だなあと思った。人それぞれです! って言うけど、「○○は(みんな)こうだ」って自分が言ったんだぞ。

インターネットの有象無象にいちいち誠実にする必要はないのかもしれない。でも、周りから見て「あ、この人はそういう対応する人なんだ」と認識されるだろう、という客観視はできたほうが良い。自覚があれば何でもやって良いってことはない。ただ、私はないよりは良いと思っている。できるだけ。

 

ところで、例のメーカー開発職推しの人(男性)が挙げていたメリット*1がこれらだった。

・年収800万円。趣味は勉強と貯金
・困ってる人を見過ごせない
・女性に優しい。常に敬語
・浮気は絶対しない。惚れたら一途
・育児・家事も完璧。手を動かすの大好きだから

年収のうち200万円ほどは残業代とのことで、200万円分の時間を残業したうえで「育児・家事も完璧」とはこれいかに……(しかもツイート主のブログによると、休日は趣味か休日出勤に使っているのだという)。

「困っている人を見過ごせない」「女性に優しい」に加え、女性に慣れていないとか性的な魅力はないとかの特徴を挙げていた。それらが揃っているがために社内結婚した妻に断られるタイプのセックスレスになり、そこにたまたま気まぐれで女性が言い寄ってきて不倫しているメーカー開発職の男性を何人か知っている。全員が、妻のことは好きで別れる気はないと言う。惚れたら一途(※下半身や癒されたい場合は別)ということもある。

不倫をしたら犯罪者かと思うほど叩かれる時代に、男同士であってもわざわざ「俺、不倫してるんだよね」なんて話さない。ヤッた女の数が勲章になる界隈じゃないんだから、なおさらだ。男同士なら何でも話せる、知っているというのは、もう男の友情幻想だと思う。

 

それから、こういう理系男性やオタク男性的な人たちの対極にいる存在として、リプライでDV男性やチャラ男などを挙げている人がいた。しかし、ガワが違うだけでマインドは似通っていることはよくある。それは、インターネット上で男性ユーザーからのいじめや女こども叩きに遭ってきた人はよくわかっているのでは。

 

もう、ただただ「人による」でしかない。「メーカー開発職の男性」とか「理系男性」みたいな雑な網ですくった男性を、切実な婚活女性たちに投げつけるのはやめてくれ。

婚活女性も、そんなわけわからん網に手を突っ込まないで、実績のある結婚相談所や婚活サイトとかに登録したり、客観的で冷静な意見を言ってくれる数人の友達や、自分に合った異性を紹介してくれる友達を探したりすることを頑張ってほしい。私は。

 

ゼクシィの「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」という広告コピーがめちゃくちゃ共感を集め、高く評価されたのが2017年のことだ。

私とあなた、個と個でいかに幸せになっていくかに価値観がシフトしている時代に、「○○男子おすすめ!」というのはカテゴライズもおすすめ方法としても暴力的に感じる。婚活のプロである婚活業界だって、どのようにして個と個をマッチングさせるか日々試行錯誤しているのだ。

 

件の男性のブログによると、メーカー開発職の男性は「結婚しなくても人生に満足している」のに「結婚願望はある」とのこと。どういうこと? じゃあ、その「結婚願望」の中身って何ですか? と自己分析していくことが、彼らが結婚するために必要な工程なんじゃないだろうか。

雑にすくいあげた網の中身を婚活女性にぶちまけて「あとはそっちで選別してくれ! 浮気はしない! ただし、10年後に浮気するかどうかは人による!」と丸投げするより、ずっと建設的だと思うんだけど。

 

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

 

男性が自分を解体していくためにはやっぱり二村ヒトシさんの本。

 

nlab.itmedia.co.jp

「あえて結婚しない男子(AK男子)」が右往左往する姿を描いたドラマ『東京独身男子』のレビューを書いています。

 

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平成最後の日には、湯種食パンを焼いた。たっぷり膨らんだこの、もちーん! としたたたずまいが可愛い。

湯種(ゆだね)は、小麦粉を熱湯で捏ねて糊化させたもののこと。水ではなく熱湯を入れてでんぷんに亀裂を入れ、その亀裂に水分が入り込むことで、水分が多く含まれたもっちりとして老化しにくいパンに繋がるのだそう(『所さんの目がテン!』のサイトで知った)。よく考えるねえ。