はじまりがはんぶん

well begun is half done.

【感想】動物戦隊ジュウオウジャー 第1話「どきどき動物ランド」

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◆「人間だって、動物だあーーー!」

 なんて説得力のある変身だ。ヒーローに必要不可欠な、森や生命を守りたいという正義の心。それに加え「人間もまた動物である」という事実が、人間・風切大和(かぜきりやまと)を“ジュウオウイーグル”へと変身させた。
 顔は動物、体は人間の「ジューマン」でなければジュウオウジャーには変身できない、という思い込み。それを吹き飛ばす大和の叫び。第1話は様子見だと思っていた人をも、ジュウオウジャーの世界に引き込む咆哮だ。

 

◆「地球はまだ、我々の知らない生き物であふれている」

 動物学者である大和は、山で落としたお守りを追いかけ、地球上にある異世界「ジューランド」に迷い込む。
 ジューランドには、頭は動物、体は人間という姿の「ジューマン」たちが暮らしている。そこで出会ったのは、人間界に繋がる立方体・リングキューブの守護者である4人のジューマン。セラ(顔はサメ)、レオ(顔はライオン)、タスク(顔はゾウ)、アム(顔はトラ)だ。

 大和と4人のジューマンが出会った頃、人間界は「デスガリアン」という宇宙の無法者集団に襲われていた。地球を「遊び場」にするために襲来したデスガリアンは、地球人への攻撃を「ブラッドゲーム」と呼ぶ。火を放っては人間をあぶり出して楽しんでいた。異変に気が付いた大和は、リングキューブを使って人間界へ戻る。その時、4人のジューマンも巻き込まれ、人間界へ移動してきてしまった。

 そこからは、各戦士の変身、名乗り、戦闘へと続く。1人1人の変身、名乗りが丁寧に描かれ、じっくりと堪能できるのは第1話ならでは。アイテム「王者の資格」を手に、光る立方体(キューブ)に包まれての変身は、古代の石版のようなモチーフでありながらも近未来的。石(王者の資格)が変身アイテムなのか……、と一瞬不安になったが、中央がパカッと開き中から携帯電話のプッシュボタンが登場。ギュンと戦隊ヒーローの変身アイテムらしさが強まる。

 巨大化した敵のジャグドに対抗するのは、ジュウオウキング。イーグル、シャーク、ライオンの3体が合体した巨大ロボだ。合体要員として、まだエレファントとタイガーが控えている。2体は今後どんな場面で、どのように参加するのだろうか。
 イーグルは大空、シャークは荒海、ライオンは草原、エレファントは森林、タイガーは雪原と、それぞれが司るフィールドを持っている。5人が集まることで「地球」というフィールド全てを守ることができる。チームプレーへの期待も高まるではないか。

 

◆第1話の隠れ見どころ「ジュウオウダンス」

 第1話でつい注目してしまうのは、役者のみなさんの初々しさ。特にエンディングに戦士たちのダンスがあると、キャラクターとまだ若干の距離がありながらも演じ踊ろうとする懸命な姿、キャラクターの維持とダンスを両立しようと試行錯誤する姿が見られて、キュン!とする。
 今回、ジュウオウジャーのエンディングは「ジュウオウダンス」だ。それぞれの動物をモチーフにした振り付けが、真似しやすくかわいらしい。舞台経験からか、ダンスに慣れた雰囲気の大和、レオ。元気にやりきるセラ、アム。一番キュン!としたのはタスクだった。約1分間、ずっとかわいい戦士たちを堪能できるのはエンディングだけ!

 スーパー戦隊シリーズは、約1年間の長丁場。最終話が近くなってくると、キャラクターと役者さんのシンクロ率がぐんぐん上がってくる。しかしエンディングには毎回この初々しいダンスが流れる。そうすると、我が子の成長を見たようで泣けてくるのだ。

 

東映YouTube公式チャンネルには、ジュウオウダンスの振り付け動画があるぞ!


「動物戦隊ジュウオウジャー」風切大和が教える!レッツ!ジュウオウダンス

 

 ジューランドに帰れず、大和の家に身を寄せることになったジューマンたち。それを1人拒否するタスクは、仲間になれるのか。また、王者の資格をはじめとしたさまざまな謎は、どう回収されていくのか。

 人間界で拠り所のないジューマンたちに「おれがまとめて面倒みる!」と言い切った大和。5人で1つの「群(むれ)」を作り上げるためのリーダー資質発揮も、楽しみである。

 

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◆『動物戦隊ジュウオウジャー』はスマートフォンアプリ「東映特撮ファンクラブ」にて最新話まで視聴できます!(月額960円(税込))

http://tokusatsu-fc.jp/

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