粥日記

A fehér liliomnak is lehet fekete az árnyéka.

虫垂切ったらこれ食べる

虫垂切除の手術の日が決まった。

腹腔鏡手術で、お腹に3か所くらい1cm程度の穴をあけ、内臓とお腹の表面の間に二酸化炭素を入れて空間を作り、その空間の中に鉗子を入れて手術をするそうです。なにそれすごい。
でも、私は入院中の虫垂炎の症状が酷かったので、内臓と内臓や、その他色々が癒着していたり変な形になっていたりする可能性もあり、その場合は開腹手術になるとか。あと、多分可能性は低いらしいけど、虫垂から盲腸までが大変なことになっていた場合は、まとめて切って小腸と大腸をつなぐ手術になるって。それはなんか怖いなー。その後の人生で困ることがそんなにないのであれば、そういう改造手術みたいなのも受けてみたいけれども。

何事もなければ1時間弱、開腹手術になる場合は2~3時間くらいの手術時間になるとのこと。長くても2~3時間で済むんだな。そう聞くと、ドラマとかで何時間もかけて心臓の手術してるのとかすごいことだねって思いますね。

 

どうも私はあんまり手術を怖がっているように見えないらしくて、家族とかのほうが心配してくれているように見える。けど、人生初手術なので普通に怖い。腹に穴をあけるのは良いんだけど、おへそにも穴をあけるそうで、それがまず怖い。おへそってなんかあんまり強めにいじってはいけないと教えられてきた場所じゃないですか。そこに穴をあけるって。強めとかいうレベルではない。

ただ、考えていることといえば「穴をあけたらおへその形変わっちゃうのかな~。いまのおへその写真とか撮っておいたほうが良いかしら」とかそんな感じだ。体感したことのないものへの恐怖、上手く言葉にできない。

医師や看護師の方に「今のうちに質問しておきたいことはありますか」と聞かれて「穴をあけたらおへその形って変わっちゃいますか」とは聞けなかった。聞けないまま手術を受けるのだろうか、それとも、直前に「すいません、やっぱり聞きたいことがあって……」と聞いてみるのだろうか。

 

仕事で緊張しているとき、私はよく「今あるもので何とかやるしかない」と考える。準備不足だとしたら自分のせいだし、取り繕ったりあがいたりするのではなく、今自分の中にあるものは全部出すという気持ちでやるしかない、と思う。本当にそう思っている。

手術の日も多分、ええいままよ、とヘラヘラしていくのだろうな。自分が「この人は嫌な感じじゃないな」と思ったお医者さんだし、前に入院したときも良くしてもらった病院だし、手術しなかったらまた30~50%の確率で虫垂が爆発するんだし、そのときに揃っている状況で何とかやるしかない。やるしかないというか、やってもらう側だしな、こっちは。全然関係ないけど、普段対面で話しているお医者さんに内臓を直接見られるのが恥ずかしいという感覚があります。何それ。

 

手術とか内臓とかの話をしてしまったので今回は食事の話はしないけど、次は食べたいものの話を書こうと思います。食べたいというか、最近はお酒を飲みに行きたい。